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脚の痺れ 


 最近何人か、脚が痺れるという訴えで来院された方がいらっしゃいました。

不思議なもので同じような症状の方が続けて来院されることがよくありますが

今回は皆さんが梨状筋(りじょうきん)という筋肉の炎症で足に痺れを感じている人たちばかりでした。

特別珍しい症状ではありませんが、大概整形外科を最初に受診し治らないでいらっしゃる方たちが殆どです。

梨状筋はお尻の大殿筋の下にある筋肉で大腿骨を骨盤側に引き寄せることが主な役目です。

この筋肉のところを座骨神経が通っていて炎症を起こすと座骨神経を圧迫ししびれを感じます。

 

 どんな人がなり易いかというと、階段の上り下りが多いとか山歩きが好きとかいう人に多く起こりがちです。

梨状筋と共に腰の筋肉も固くなっているために腰椎のヘルニアによる坐骨神経痛と間違われることも多いのです。

特徴としてはお尻の大殿筋の真ん中あたりを深い位置まで押すと強い痛みがあることです。

それと仰向けに寝て脚を上げ反対則に足を倒していくとお尻に引つる様な感じがあることです。

 

 脚の痺れというと脳梗塞や糖尿病でも起きますが、脳梗塞では左右どちらかの半身麻痺が起きますし

糖尿病では左右両側性の痺れになるので違いがわかります。

ただ、椎間板ヘルニアによるものと間違われてしまう事も多いようですので、気をつけてください。

歩けないほど痛くなることは無いかもしれませんが、人によっては患側の脚の筋肉が落ちて細くなってしまう場合がありますので

早めに治療されることをおすすめします。

 

 

やのくち鍼灸・指圧治療院

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