2013.05.28
続・熱中症
熱中症にもいろいろありまして、今回は高齢者が気をつけて欲しい事柄を述べたいと思います。
高齢者の場合は冬でも熱中症になる事が多々あるそうなのです。どういう事かと申しますと、通常、人間の身体の約60%が水分だという事なのですが、 高齢者の場合はもっと少なくなるようです。そうすると、若い人より少ない発汗量で熱中症になってしまうのです。また、汗をかかなくても身体からは常に水分 が蒸発し続けていますので、いつの間にか身体の水分が不足してしまって体調不良を起こす事も良くあるそうです。軽度の熱中症だけなら点滴などで回復もしま しょうが、水分の不足は脳梗塞の原因にもなります。血液がどろどろの状態になり、血栓ができやすいからです。その血栓が脳の血管をふさいでしまうのが脳梗塞なのです。高齢者がそう成りやすいのは足腰が弱っていたり、膝や腰の痛みのある人が多い事も一因になっています。私のところに来る方に「水分は充分取ってくださいね」と言うと、「トイレに行くのが大変だから、あまり水分は取りたくない」とおっしゃる方もいます。しかし、膝や腰の痛みのために結果として脳梗塞を起こす事があるのです。充分気を付けてください。
また、これからエアコンを使う季節が近づいてきましたが、冬に設定した暖房のまま使い続けているような方もいらっしゃるようです。呆けてしまった せいでは無くリモコンの文字表示が小さくて読めない場合もあるそうです。近所のお年寄りや離れて住むお爺さん、お婆さんがいらっしゃいましたら注意するよ う促してください。
身体の水分が抜けてしまった状態を簡単に知る方法があります。指の爪 を押してみる事です。ピンク色の爪の色が白く変わりますが、瞬時に血液が戻りピンク色に戻れば水分が足りている証拠です。2秒も3秒も掛るようなら明らか に水分は不足しています。直ぐに水分の補給をしてください。簡単な事ですから特に暑い日や汗をかいた後などには試してみてください。
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