2013.05.20
熱中症
ゴールデンウィークも過ぎ、気温が大分上がってきました。私の所属する少年ラグビースクールでも、練習や試合中に「気持ちが悪い」等と訴える子供が でてくる季節になりました。運動をして体温が上がり真っ赤な顔をして気分が悪いと訴える程度なら、木陰で30分も休んでいれば回復するのですが、真夏にな ると発汗量が多くなり気をつけないと本当に熱中症になってしまう事もあります。大量に汗をかいて熱中症になる場合を、特に「ナトリウム欠乏性の熱中症」と 言います。ナトリウムは細胞外液、つまり細胞の外側の体液に多く含まれ大量に汗をかくとナトリウムも大量に失われます。この時、細胞内のカリウムはほとん ど失われていない状態なので、いくら水分補給をしても浸透圧の関係で補給された水分は細胞内に吸収されてしまいます。細胞外液にはあまり水分が補給されな いため、なかなか回復しません。水分と共にナトリウムの補給も忘れないでください。幸い昔と違い運動中の水分補給はタブーでは無くなりました。また、ス ポーツドリンクの様にナトリウムを多く含む飲み物が普及してきたのは何よりと思います。
最近の子供たちは私の年代と違いエアコンのある生活が当たり前になり、汗腺の発達が悪いのも熱中症が増えた原因の一つかもしれません。暑さに対す る身体の対応が充分でないと言えるのではないでしょうか?気温が高くなってきても、外で少しは遊ばせる事も必要かもしれません。この場合は汗が余り出ない ために身体に熱がこもって体温が上がってしまい、不調を訴えるのです。どちらの場合でも基本的には水分補給と体温を下げるために氷と少量の水をビニール袋 に入れハンカチなどで包み脇の下など太い動脈が通っているところを冷やしてあげます。
もし、体温が38度以上になったり、皮膚の色が青白くなったり、吐き気や嘔吐をするようでしたら医療機関に行かれる方がよろしいでしょう。
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